すいません、報告遅れましたw
「密偵」を見ーてね♪(by鶴見辰吾)のPRコメントに胸高鳴り、公開2日目に期待度絶好調で見てきました。
何しろソン・ガンホ、コン・ユにイ・ビョンホンですからね。どんな演技を見せてくれるのか、興味津々。
そして見せてくれましたよ!ソンガンホの泣く子も黙る顔芸。イ・ビョンホンの説得力あるたたずまい。冷たく温かいコン・ユの眼差し。
もう、丸テーブルに3人が会するシーンは、見てるこっちが緊張してしまって話が頭に入らないほど。くーっ。
他にもグッと来るシーンもあり、満足して見終わりました♪
が、しっくり来ない。しっくり来なかったよ〜、残念。
韓国映画見てるのに主要キャストの精神性が美し過ぎる、というのもありますが、さらに気になったのは、この映画を支配する倫理観。
(ここから少々ネタばれ混じり)
独立軍が善で大日本帝国が悪という、絵に描いたような二元論の中で語られるものは、独立軍側が殺されるのは辛く悲しいことだけど、日本帝国軍側が殺されることは良いこと。
特に引っかかるのは最後のシーンか。
あのシーンが象徴的に正義を描いている。
信念を持ったテロリストは正しいのか、どんな理由があっても無差別の側面を持つテロという選択肢は誤っているのか、重いテーマではありますよね。
もちろん、私は後者なので、あぁこれは、例えば特攻は誤りだったと理解している大半の日本人と、精神性として分かり合えない部分なのかな、と思い少々寂しくなりました。。
それはそれとして、ハン・ジミンの背中に飛び蹴り入れた警官は許しませんから!w