超空間コベ

人類SOS!の超空間コベのレビュー・感想・評価

人類SOS!(1962年製作の映画)
4.0
ジョン・ウィンダムのSF小説『トリフィド時代』(The Day of the Triffids)の映画化作品。
「人類SOS」って、何か『ゾンビ』サスペリア版みたいやな(笑)

海兵のビルが病室で目覚めた時の、荒れ放題な病院内やロンドンの街などは、『28日後...』に受け継がれてるね。
流星群のくだりも含めると、『ナイト・オブ・ザ・コメット』にも。そういやタイトルも似てるな。
そうそう、それを言えば、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』もコレに影響を受けてるらしい。

フェイズ1:流星群直視による、世界規模の失明
フェイズ2:マダツボミの進化系みたいなヤツら(笑)が人間を捕食して地上を征服
…失明被害に遭ったのはヨーロッパでしょ?
オーストラリアとかはどうだったのかな。

ビル一行と灯台夫婦がどの様にクロスオーバーするか?コレを楽しみに、ワクワクしながら観ていた。♪
(↓※ コメント欄にネタバレ)

高圧電流バリア設置から無線の修理、美味しいコーヒーまで、生活力をフルに発揮するビル。そらぁヒロインも惚れてまうで。嫁にしたい♪

そのバリアなんだけど、トリフィドの大群にぐる~り取り囲まれてるのにハッと気付いてから、慌ててスイッチ入れてるのね。(笑)
それまで待ってるトリフィドも行儀良すぎ。
あと、敷地内に都合良く存在する燃料タンクローリィとかな。

一方、灯台妻のスクリームがなかなか見事でして、
「一時間後に起こすわ…♪」
と優しく夫を寝かしつけてからの、あの
「―――ギャアアアアーーーーーッ!!☆」
な強烈目覚まし!これから毎朝アレで起こしてもろたらどないかと。(笑)

え?1962年のスペインにアメリカ海軍基地?当時の関係はどうなってたっけ…?
70年代以前のスペインが絡むと、いちいち視聴を中断してスペインの歴史を復習し直さないといけない。☆

古い作品だと思ってナメてたら、結構オモシロかった。♪
あー、でもリメイク版の『ラストデイズ・オブ・ザ・ワールド』は観る気にならんな~。長いし。
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