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シンデレラゲームのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

シンデレラゲーム(2016年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

アイドルの主人公は、目覚めるとそこは孤島で仲間や他のグループのアイドルが同じく連れ去られていた。司会らしき男はこれから彼女らはカードゲームで戦い、最後に残った1人をトップアイドルとして売り出すと説明するのだが…という話。

凡百のデスゲームもの。お約束どおりゲームで敗れると死が待っているのだが、ゲームの勝敗がほぼ運まかせ。バトルロワイアルのような舞台でカイジの限定ジャンケンとEカードを合わせたようなゲームのルールはかなり曖昧で、しかもあとからあとからご都合主義的な後出しルールが続出するという…
ストーリーの合間に登場人物たちのアイドルを目指した背景などが語られるのだが、これがまた薄っぺらいエピソードがほとんどで人間ドラマとしての質も低い。
ストーリーがとにかく酷い。こんな頭の悪いルールのカードゲームで命を賭ける登場人物たちには心底同情するが、その登場人物の行動も頭が悪い(>_<)
特に最後の数名になってからの展開はその頭の悪いルールさえも無視しているのでわけがわからない。主人公のアイデンティティ全否定なラストも後味が悪い。
間違いなく低予算・制作短期間映画だと思うのだが、微妙に手間のかかりそうな設定にしているところも要領悪いと思った。

致命的なのは、前回の優勝者がトップアイドルになっていないので、このゲームの存在意義がさっぱりわからないところかと…
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