<概説>
週刊少年ジャンプの大人気漫画を実写映画化。ある日突然死神の力を手にした青年は、己の大切なもののために亡者へと立ち向かう。
<感想>
褒めるレビューの方が書いてて楽しいのですが、不倶戴天の実写化映画なので一点だけ問題点をば。
その一点とは。知名度優先のキャスティングか。原作消化優先の高密度脚本か。予算をケチったのが見えてくるコスプレか。原作が目を覆うような活劇か。
否。それらの問題点は映画界で普遍的にあるものですから、特段に実写化映画を嫌うような理由にはなりません。
唯一問題となるのは、声。
声優というものは、慣例としてキャリア重視。
実力・実績が至上であり、ジャンプ作品ともなれば芸歴十年を超すような一流声優のみ。そしてそんなベテラン達と比較すると、若手俳優の声の質はどうもパッとしないのです。
若手の美男美女が見られるのは、たしかに目の保養にはなります。ただ映画としてオススメするかとなれば、声の違和感を解消しないままでは、やはりまだまだ苦しいのではないでしょうか。
杉咲花のコスプレは割と好きなのですがね。