マンガ原作の実写化映画。原作は昔途中まで読んでた、もうほぼ忘れてるけど。で、原作は長いストーリーだし舞台設定が複雑なので、2時間枠の映画ではマトモになるわけはないと思って、私は映画館ではパス。
ストーリーの切り出しだけならうまくまとめる事もできなくはないと思うのですが、人間界と死神とかそれらの設定の関係性・意味付け・世界観などは、2時間映画ではまとめられないでしょう。
レンタルBDで今回見た結果は、まぁ予想通りでした。
中途ハンパに出てくる脇役達も目障り、まぁ原作付きの映画化ではしかたないのだろうけれども･･･
マンガ原作のせいか、ところどころの無理矢理なギャグっぽい演出も実写映画では違和感があるし。江口洋介は無駄使いっぽいキャラで終わってると思う。
さて、剣を中心にしたアクションはまずまずの見所だと思います。原作の雰囲気は出せているように思います。そこが最大の売りでしょう。
個人的にはやっぱ、カッコ良くてちょっと天然な役の杉咲花を見ることが出来るだけでも、一見の価値はあったかな。女性視点だと、福士蒼汰になるのだろうけど。
原作の実写化イメージを楽しみたいと割り切れる方なら、この映画も良いかもしれません、ある種のコスプレ作品ですね。逆に単独の映画作品として見たい方には、見る必要は無いでしょう。
なお、同監督の「いぬやしき」もマンガ原作の実写化でしたが、（物足りなさはありましたが）なかなかうまくストーリーの切り出しが出来ていたので、本作は残念でした。BLEACH に比べれば、いぬやしきは短いお話なので、やりやすかったのでしょうが。
来年予定の「キングダム」が本作のような結果に終わらないことを期待したいところです。
(2018/12 レンタルBDにて)
