週刊少年ジャンプで連載されていた久保帯人の漫画の実写化。
幼い頃から霊がみえる高校生、黒崎一護はふと知り合った死神、朽木ルキアよりその力を分け与えられる、、、的なお話。
原作で言うところの「死神代行篇」から「屍魂界篇」のさわりの部分までのダイジェスト的な感じですね。
原作の方は、それなりのユーモアとクールなスタイルで独特の世界観を醸し出していた。加えて味のあるキャラが多いのも面白かったのですが、実写の方は。。。
一護役の福士蒼汰や、一心、遊子、夏梨などの黒崎家や、雨竜、茶渡などはかなり雰囲気出てましたが、死神達がイマイチ。
やはりルキア役の杉咲花がイメージと随分違いますよね。演技はそれなりに上手なので、これはこれで活かすなら、オリジナルストーリーで良いものを、原作をムリになぞる脚本のせいで違和感だけが強調されます。
「売れれば続編も」的な大人のいやらしさを感じさせる終わり方もダメですね。潔さのかけらもない。
原作のファンが観たら違和感を感じるキャスティングだし、原作未読の方が観ると消化不良な終わり方だし、一体どの辺をターゲットにしようとしたのか全く不明。
原作が売れたから無理矢理作った実写駄作の典型ですね。
惜しいっちゃあ惜しいけど、まあ、その程度の評価になりますよね。
最近、集英社の漫画がやたらと実写化されてますが、これはその中でも下から数えた方が早いような作品でした。