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ラスト・オブ・モヒカンのMiYAのレビュー・感想・評価

ラスト・オブ・モヒカン(1992年製作の映画)
4.0
自分たちの土地に勝手にやってきて戦争をおっ始めるイギリス人とフランス人。それに巻き込まれて分裂と対立を起こす原住民(ネイティブ・インディアン)の悲劇(日露戦争における朝鮮人と同じ構図か)。そんな歴史の裏側を知ることができます。

原住民に育てられた白人という設定の主人公(ダニエル・デイ=ルイスが若い!)の立ち位置は複雑。ある種の「理解不能なエイリアン」である原住民と白人との媒介役(翻訳者・解説者)として機能しているのかも。

設定の部分ではやや煮え切らない部分がありますが、ドラマとアクションは見応えあり。斧を振り回しての肉弾戦は凄惨ではありますが、スピーディで迫力十分。ラストの崖での決闘シーンはまさにクライマックス。打ち倒されるウンカスと後を追って身投げするアリス。そして息子を失った父親の哀しみ。余韻を残します。
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