創

GODZILLA 怪獣惑星の創のレビュー・感想・評価

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)
4.0
ゴジラの事が好きすぎる事が発覚した。

相手の事が好き過ぎてそれはヤバくない?って事(浮気、暴力、借金等)も受け入れてしまうよくある映画のヒロインになった気分。
いや。別にそこまでおかしな映画ではなかったんですけどね。

私にとってゴジラは「人類の脅威」でありさえすれば良くて、その意味ではこのゴジラもまた立派なゴジラであった。
むしろ、人類どころか宇宙人を巻き込んでなお、脅威であり続けるゴジラよ。素晴らしいではないか。

3部作の一作目である事を差し引いても分かりにくい前半部分も、
攻殻機動隊を初めて観た時のような、ノーラン映画を観ている時のような、
全然分かってないけど、分かった振りを楽しむのがむしろ面白かった。

ゴジラには全てを試されるよね。
立ち向かう事になった人々の考え方から生活、最終的には自分のゴジラ観も。

ゴジラ誕生から半世紀以上。
人類の敵として、仲間として、あるいは外国の目から見た、たくさんのゴジラ観が生まれ、これからもいろんなゴジラが誕生するかもしれない。
毎回賛否両論あったとしても、ゴジラという存在そのものはずっと在り続けて欲しいし、ゴジラに託したいろんな問題は意識し続けなきゃいけないんだろう。

でもとりあえず、宇宙人の設定とか、主人公のイラつく程の正義感の由来とか、
全然分かんなかった部分をちゃんと下調べして復習してから2作目は観たいと思う。

これからも新しいゴジラがたくさん生まれるといいなぁ、それは楽しみだなぁ。と思う。
自分以外の人がゴジラをどう捉えているのか、もっともっと知りたい。
創