鷺宮テラス

GODZILLA 怪獣惑星の鷺宮テラスのレビュー・感想・評価

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)
2.9
【台詞が頭に入らない】

気になったところは、
"台詞が仰々しい"
"専門用語らしくした単語を並べた台詞"
"説明が過ぎる"

背景を最小限に留めることで
観客が後に語る余白を残す作品がイイなーって。小説や漫画で補った方が楽しいじゃんっ。

仰々しいについては例えば、
「自らを万物の霊長として僭称した種族には自然の摂理がなんたらかんたら」(長過ぎるw)

この台詞がよく聞こえなくて音量をあげて聞き直してそのあとの爆撃などの背景音が大きいがためにまた音量を下げるを繰り返すストレス。。これを"volume-control-frustration"と名付けていいかしらw

いまの脚本家は海外の上映を考慮してほしい。
上記の台詞をそのまま英訳したら長すぎて読み切れずに次のシーンへ行ってしまう。
結局
We..you know,the humans...
語っている人物の立場を考慮すると
You are ..になるのがオチなのだ。

上述した"僭称"など語彙力を自慢するとまではいかないだろうけど格好つける、雅に装飾をする、小論文のテストで文字数を稼ぐかのような複雑化させた台詞はいらないと思うのです。劇場で聞き取れて漢字も想像できる人は3%、いや作品に関わった方たちだけかもしれない。("せんしょう"と聞き取れなかったし私は変換に出てこなかったら"僭称"はわからず終いだった)

短時間で多くの情報を詰め込めるという意味では中国語が一番優れていると思うし本作の長い台詞を聞いていると母音だらけの日本語(文字に残す表現力豊かな文体としては世界一、会話に使うなら口をそんなに動かさなくても話せてしまう=聞き取りづらさ世界一)なんて本気でゴジラに焼き尽くして欲しいとさえ思ってしまうのです。

以上の点から本作の台詞は小説で読むならいい文章だが映画で聴き取るにはふさわしくないと判断しました。

とはいえ、
インターステラーを踏襲した宇宙論やインターネットテクノロジー(あえてinformationを用いず)ではお馴染みの'anonymous"という言葉を使っているところも細かくてイイ。
主人公が抱えるゴジラへの執着は愛する人への渇望と思わせるテーマや主人公の無謀な行動と指揮官の冷静なプランは最終的にはどちらも似てしまうと言った不文律も含まれていてネタは素晴らしいと思いました。

かっちょいいシーンも多い。
ですのでこれからご覧になる方は
冒頭15分でこりゃあかん、と思ったら
53分(ついに鳴き声が)から観るのをオススメするし もうホント観る気なくしましたと思った方は75分から観ると盛り上がります。

ゴジラの姿や表情は超絶好みw
音楽もスターウォーズっぽい情緒で○
あ、エンドロール後もお楽しみに!