ギャレゴジ、シンゴジの好調を受け、その波に乗って満を持して作られた感のあったアニゴジ第1章だったが、結果としてはコレジャナイ感が強い作品だった。
植物由来のアニメ版ゴジラは、強キャラ感は満載だったが、はっきり言ってそれだけで魅力が欠けらも無かった。
動きはかなりのっそりとしていて、存在意義や行動原理もよく分からない。
というより、物語の軸が「地球帰りたいけどゴジラ怖いの派閥」と「ゴジラ憎いの派閥」「おお神よ」の人型種族同士、三つ巴のいざこざがメインの時点で、ゴジラを観に来ている視聴者とのギャップがそもそも生まれてしまっている。
これまでのゴジラ作品との差別化を図る目的であるなら、それはゴジラではないところでどうぞやって下さいなと思うばかりだった。
話としては観れる内容だったが、再三言うようにゴジラが観たくて観た場合には、コレジャナイと感じてしまう残念感は拭えない。
第四の壁を取っ払ったら「ゴジラ見せろ派閥」のこちら側との四つ巴とも言えるかもしれない。笑
