この映画も戦争体験を元にしてるのかな。
印象に残っているのは爆弾が降り注ぐ中での卒業式、校長の手短の言葉の後で締めくくられる式。せっかく用意した送辞と答辞が無駄になり原稿をクシャっとした時の彼女たちの表情で泣きそうになった。その直後、降り注ぐ砲弾が怖すぎる。
余裕のない時に、本当にギリギリで行った卒業式で学生達も楽しみにしてたろうに…。
たび重なる戦闘のストレスが限界に達して頭が幼児化してしまう学生。最後まで生徒を見捨てない先生。死に水を取りどんどん死んでいく兵隊。負傷して自害を求められ自決していく人達。そんな自決を否定して生き延びる人など。印象に残っているシーンが割とあるくらいには良い映画だと思う。