⚪概要とあらすじ
1950年に起こった朝鮮戦争を題材にしたアクション。
1950年。突如北朝鮮が南へと侵攻しソウルを陥落させ、朝鮮半島のほとんどを支配する。危機感を抱いた連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサー(リーアム・ニーソン)は、戦局打開のために仁川への大規模な上陸作戦を計画する。作戦には連合軍の艦隊を仁川に上陸させる者が必要となるため、諜報部隊のチャン・ハスク大尉(イ・ジョンジェ)が北朝鮮軍に潜入。正体がわかれば殺されるのは間違いない状況で、ひそかに動きだす大尉だったが…。
⚪キャッチコピーとセリフ
“それは、男が命を懸けるべき瞬間-”
「君が道を切り開くのだ」
⚪感想
実話を元にしたフィクション作品。
いつもの韓国映画よりはえぐみは少なめだけど銃撃戦多めでかなりの死者。
銃で打たれるだけじゃなく処刑も多め。
アクションは早いしブレが凄い。
実話だが韓国が制作なだけあって韓国が善、北朝鮮が悪の作り。
フィクションなので都合がよかったりするし、戦争映画というよりはかなりスパイアクション映画。
基本的に朝鮮戦争での仁川上陸作戦のちょっと前のお話。
韓国では興行収入ランキング初登場第1位を記録し、700万人以上の観客を動員する大ヒットを記録したそう。
テンポは早いけど登場人物を覚える前に死んでしまう人もいてもう少しゆっくりでもと思ってしまった。
そのせいで、メンバーが死んでもいまいち悲しくないし、どの人だったんだろうみたいな感覚。
結局メンバー的にはリーダーと子供と奥さんがいる人、坊ちゃんと呼ぶ人と呼ばれる人、綺麗な女性ぐらいしかしっかり判別できる人はいなかった。
やたら感動させようと音楽が流れる。
リーアム・ニーソンがマッカーサーを演じたことがあるの知っていたけど今作だとは思っていなかった。
石塚運昇さんの吹き替えか迷ったけど字幕。
リーアム・ニーソンは声もいいし、顔もいい。
コーンパイプと軍帽、サングラスを身に纏うとかなりマッカーサー。身長とか鼻の高さもあるのかな。
統治下に置かれているだけに日本も少しだけ登場。
本当のマッカーサーはそこまで知らないけどかなりかっこいい感じに描かれていた。
ある意味、史実とフィクションが上手く噛み合っていて楽しめる作品ではある。
一方では、史実に対しての味付けが濃いめなのでどこまでが史実なのかラインが分かりにくいのでこれが本当の歴史とは受け入れず、自分自身でしっかり調べてみないといけないなと思った。
⚪以下ネタバレ
最初の列車で北朝鮮軍の人らしき人達を殺して入れ替わるんだけどその人たちがどういう人達なのかはよくわからなかった。
スパイとして入れ替わった相手の特徴を聞き出し同じ傷をつけたり、スパイに手を貸した相手が時計をプレゼントしていたことでわかったりと物語がしっかり繋がっていた。
スパイたちが隠れて家族にあっていたのが切ない。リーダー的な人はあったら動けなくなると母に会わなかったのが切ない。それでもメンバーの一人の赤ちゃんを幸せそうにみんなが抱いていたのが良かった。
マッカーサーが大統領になりたかったみたいなのは今作では否定されているけど本当だった気が。トルーマンが大統領になったけど。
最初は機雷配置図の入手、しかし失敗し部下の拉致に変更、今度は成功する...的な後からちょっと分かりずらかった。
⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。