おそらくラ・ジュテを意識して作成されている、革命後のキューバを写真のモンタージュとナレーションで撮った映画
ラ・ジュテにはディストピア的な現在から生き生きとした過去への旅行記的な側面があって、この映画はフランスからキューバへの旅行記になっているけど、フランスは映らない
ラ・ジュテでは閉塞的で静的な現在に対して、過去にいる恋人が写真のコマ送りになって、そこだけ動いているように見えるシーンがあるけど、この映画ではキューバの人々が踊るところや働くところがコマ送りになっている
って感じで、今自分のいる場所と比べて過去としての郷愁だったり憧れを感じる場所としてキューバを撮っているように思った
もしかしたらコートダジュールの方へと対になる作品なのかもしれない