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アンダーワールド ブラッド・ウォーズのkuuのレビュー・感想・評価

3.7
『アンダーワールド ブラッド・ウォーズ』
原題 Underworld: Blood Wars.
映倫区分 R15+.
製作年 2016年。上映時間 92分。
ケイト・ベッキンセールが孤高のヒロインを演じ、バンパイア(吸血鬼)族とライカン(狼男)族による生存をかけた抗争を描く人気アクションホラーのシリーズ第5作。再視聴です。 
映画『ホワイトハウス・ダウン』の撮影や、海外ドラマ『アウトランダー』の演出を手がけるアンナ・フォースターがメガホンをとった。

新たなリーダー、マリウスに統率されたライカン族に押され、劣勢に立たされるバンパイア族は、兵士の養成のため、長老殺しの罪で追放したセリーンを呼び戻す。
特別な血を持つゆえにライカン族に狙われ行方不明になっている娘のイヴを守るため、セリーンは再び戦いに挑むことを決意。
マリウスの襲撃で窮地に立たされたセリーンは、新たに手にしたある能力を使い、反撃に出るが。。。

※はじめにこの映画は『三国志』とは全く関係ありませんので※

今作品のシリーズを見ていて人間のあまりにもヘタレさに泣けてきます。
前作『覚醒』じゃちょいVANP(ヴァンパイア)、lycan(人狼)そして、人間の三者対立がありそうな気配やったけど、結局人間はVANP の奴隷。
中国の歴史を見直せ人間よ。
『天下三分の計』
てのがあるやん。
天下三分の計てのは、日本での呼び方やけど、本来は
『隆中策(りゅうちゅうさく)』て云う。
劉備が諸葛亮の庵を訪れ
『イチ・ニイ・三顧の礼』の3度目の訪問の折りに、諸葛亮は劉備に対して、自身の策を伝えた。これを、先ほどのVANP、ライカンそして、人間の三者対立にあてはめたなら、
『目下の最大の敵である曹操的なVANPに対抗するには、それに見合った領地を持って力を付けなければならないが、そのためにはまず荊州と益州を獲る必要がある。
こうすれば、曹操・孫権的ライカンと互角に渡り合えるはず。
人間よ立ち上がれ。
そして、孫権(ライカン)と狼が好きそうな血の滴るトナカイのお肉をあげるとかで何とか手を結んで、曹操(VANP)に対抗すれば勝算がある。
ちゅう感じになるはず。
もちろん、孫権と結んで曹操を打倒し、その後は隙を見て漢王室の再興という計算があったわけやし。
当時は、すでに曹操が華北一帯に覇権を確立し、つまりこの映画に当てはめたらVANPが覇権を確立しとる。
また、今作品でのライカンは、三國志で云うなら華南では孫権が支配を固めとるみたいな。
残っていたのが荊州や益州。
劉備は荊州の劉表の元に客将として身を寄せてた、まさにここが今作品で云うなら人間世界。
そのため、劉備が獲れる可能性があったのが荊州だった。
戦略上でも非常に重要な地点であり、曹操も孫権も欲しがっていた場所。
諸葛亮は荊州奪取を強く勧め、結果的に劉備は荊州を獲り、やがて益州に侵攻した。
完全に三國志の話しになっちゃってますが、軌道修正して。
お話は、VANP VS ライカンを描いたSFアクションスリラーシリーズの第5作目。
永井豪じゃなく長い、地下世界でドンパチ繰り広げてきたVANP VS ライカン。
VANPのセリーン(ケイト・ベッキンセイル)は、不老不死の男コルヴィナスの末裔にしてVANPとライカンの混血種と共に、セリーンの家族を殺したヴァンパイアの長老ビクターを殺害したことからVANP族とライカン族両方から追われる身となりよった。
てな感じで話は、進みます。
人間は、なんと無力かな。
扨、シリーズ第5作、ケイト・ベッキンセールは孤高のVANPセリーンを巧いこと演じてました。
長老の命を奪ったさかいにって、仲間から追われる日々のセリーン。
せや、マリウス(トビアス・メンジーズ)が率いる宿敵lycan族の攻勢にドスコイ押され気味。VANP族は、彼女を呼び戻して兵士を育成するように迫る。
行方不明の娘イヴがライカン族の的になっとることを知り、セリーンは銭湯🙅にはいる←戦闘🙆。
マリウスと激闘の末に追い詰められ彼女は、新たに手にした能力を使って反撃。。。
今シリーズは、ファンタジー感も無きにしもあらずで、かなり惹かれ幾度となく見返してる。
一番最初の作品は2003年。
14年の間でシリーズ5が生み出された。
何と云っても惹かれる要因は、ケイト・ベッキンセイルの演じるVANP。
実際にVAMPなんて見たこともないが、スタイリッシュさと美しさを兼ね備えたVAMPらしさは堪らない。
因みに
『vamp』という英単語はいくつかの意味がある。
名刺としては
『妖婦』や『魔性の女』。
動詞としては『誘惑する』といった意味がある。その意味で彼女にはピッタリと個人的には感じる。
ケイト・ベッキンセイルの容姿で、狂暴な狼男と容赦なく戦う美しさ、カッコよさ。
そんなんを感じながら観てきて愛する作品かな。しかし、シリーズが続く常に飽きが生まれてくんのも確かやし、ご都合主義も否めない。
また、VANP としてあっちゃいかんケイト・ベッキンセイルが老けた感じも見受けられる今作品。VANP が老けるなんてありえないが、実生活のケイト・ベッキンセイルは29歳でシリーズが始まり、今作のとき43歳。
ちょっとギリギリ感がある。
この頃のケイト・ベッキンセイルは、『ミラクルニール』とかの役柄やと年相応でOKやったんやけど。
でもまぁ今作品の続編第6弾は無いだろうし、あってもご出演しませんとなにかで述べてた。
今作品の続編を匂わすタイトル『アンダーワールド 新種襲来』は見てないので、アマプラにあるみたいですので騙されたと思い見てみようかなぁ。
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