前半、社会派ドラマ。
後半、超サスペンスフルなサウンド・オブ・ミュージック。
後半の演出は、ヒッチコックかト思った!
前半の主人公は、デンゼル・ワシントン演じるスティーブン・ビコ。
南アフリカの黒人活動家。
デンゼルは、若い時から芝居が巧い!
ところがびっくり、途中で殺されてしまう!?
実話ベースだから、仕方ないけどね。
どうするンだろうト思っていたら、
ケヴィン・クライン演じる新聞記者が後を継ぐ。
巧いなト思ったのは、
前半のデンゼルが体験した黒人としての恐怖や心の痛みなどを、
後半まんまケヴィンが受け継ぐコト。
そこで初めて、ケヴィンは、南アフリカにおける黒人の立ち位置を知る。
この構成がうまい!
この現状を伝えるために南アフリカからイギリスに亡命して、
本を出版しようとするのだが、
この展開がまるで、
サウンド・オブ・ミュージックを彷彿とさせる。
果たして、監視の目を逃れて、家族全員で、無事に脱出できるのか?
もう、ハラハラドキドキしっぱなし!
頼むから、助かって!
ト、祈りながら観ていた!
なんて良い人なンだ、ワタシは!
ウホホ😅
黒人側に回ったからって黒人同様に迫害される白人!
この問題の根本はホント根深い気がする。
158分の大作ですが、
リチャード・アッテンボローの演出が片時も飽きさせない。
ちなみにリチャード・アッテンボローは、
ジュラシックパークのあのおじいさん役者さんですが、
超一流の映画監督でもあるンですよ。
念の為。
とにかく骨太の作品。
見応えあり!