主人公ジョンス(ハ・ジョンウ)は妻セヒョン(ぺ・ドゥナ)の待つ家へ帰る途中トンネル崩壊事故に遭遇し、生き埋めとなってしまう…。
物語の冒頭からすぐに災難に遭遇してしまう主人公。
私も車でトンネルの中を通る時、実際のニュースでも見た事のあるトンネル事故を思い出さなくていいのに思い出し、最悪の状況を想定してしまうことがあります。トンネルの中は車線変更もできないし、いつも普通に運転できるのに、暗闇を真っ直ぐ運転することに慎重になってしまう時があります。なんとなくトンネルの運転は苦手で力が入って蛇行運転になってしまいそうです。
トンネルの中でもう一人の事故に遭遇した人と犬に出会い、貴重な水や携帯を分け合うことになってしまう悲惨な状況が描かれていくことに。
災害が起こった時、人は無力な事を痛感させられる。
孤独と恐怖、不安になる中、心の拠り所となる救助隊長(オ・ダルス)と犬との交流がとても良かった。
たまに犬にしてやられ、悪態をつくハ・ジョンウの演技に引き込まれ、いつのまにか感情移入してしまっていたパニック・ムービーでした。
