開始早々思ったことは、ガソリンスタンドでのお詫び水ペットボトル2本のこと。
車に固定されたカメラで、遠のくガソリンスタンドと、そこから駆け寄るお爺さんのショット。奥行きがある移動ショットはおぉーっといい感じ。
でも後部座席に放り投げるからこそ伏線バレバレ。もし日本映画なら、そのあとペットボトルのアップ差し込みます。・・すみません、韓国映画の勝ち！
「チェイサー」のサイコ役のハ ジョンウがごく普通の車セールスマン役かぁ。どんな演技かと思っていたら、まあまあ8割稼働のハ ジョンウさんでした。いえいえ否定的ではありません。おそらく監督が理性的な演技を要求したのでしょう。地下での出来事はことごとく、観客がその後を予想できたところでカット→次のシーン。広い層に観てもらうためにキツい描写省いたのだと想像しています。
この映画に出てくるメディアですが、韓国って割とこういうの普通みたいですね。
日本では警察に捕獲された容疑者がテレビで喋るなんてあり得ませんが、韓国って警察署の中でまるで見世物になり、社会的制裁を受けるの常識。
どの国でもメディアと一般の感覚のギャップはある話ですが、一方的にメディアが悪いわけじゃなく、それを楽しみに待ち、見る観客がいるんですからね。
それにしてもあれ「お前ら全員・・」は最高でしたね！
オ ダルスさんは相変わらずいい味出してます。現実世界でのスキャンダルが残念でなりません。
