レビュー書いてなかったのか。他にも見たけど書いてないのありそう。。
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これは実話ではないんですね。
トンネルが崩落して生き埋めになった男の話。
2010年に発生したチリの岩盤崩落事故をアントニオ・バンデラス主演で映画化した『チリ33人 希望の軌跡』(2015)は、
単なる成功譚で「やった!助かった!ハッピー!」っていう映画でした。
本当ならば安全対策を怠っていた会社やそれを監督しなかった政府への批判を描くべきだったし、
実際に大統領が結構ひどくて、
この事故を支持率回復のために使って自分がテレビにガンガン出たり、
海外でも自分の存在をアピールしたり、
自分の予定に合わせて救出日を決めて、
全世界に放送される救出の映像にはちゃっかり自分も写ってる。
って話があるのに映画では全然取り上げられてなくて、
単なるチリ宣伝映画になっちゃってました。。
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で、この映画について。
その辺をちゃんと描いている社会派なのですよ。
単なる災害サスペンスではないのです。
名優ユ・ヘジンが出てるよ。