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トンネル 闇に鎖(とざ)された男のはのレビュー・感想・評価

2.2
割と前から見たかったやつ。

話は面白いっちゃー面白かったんだけど…
なんで主人公、あんな薄着で平気なの?
雪降ってるから夜は確実に氷点下の気温のはずなのに、最初の数日はシャツ一枚。
寒そうな素振り一切なし。
途中から少し厚着をするものの、零下に耐えられる服装にはとても見えず。
この時点でリアリティが崩壊してて、極限状態を描いた作品としてはもう。
水とかの前に低体温症の心配しろよ。
現実なら一晩で凍死、奇跡が重なって数日生きたとしても、むき出しの指鼻耳確実に凍傷で壊死するわ。
ついでに言うとパグも寒さにめちゃめちゃ弱い犬種。
寒さに対する耐性に加え、終盤までかなり元気に活動を続けられる主人公の人類を超越した体力に、全然緊張感を持って見ることができなかった。
全編通して、肉体的な消耗の描写があまりにもなく、割と広い範囲を好きに動き回れるので閉塞感もない。
あとなんかやたら明るくて、闇の恐怖感もかなり薄かった。
なんか設定が表面だけを滑ってる感じがしたよぼくは。

せめて無意味な冬の設定なければちゃんと見れたのに。
映画の作りも、穴掘る場所間違えたくらいのミスしてるわ。

韓国映画って本当に登場人物全員民度低い感じが好きですよね。
アメリカ映画とかだと、事件に対して途中まではいがみ合う事があっても、最後は一致団結して歓声と拍手の一体感で終わる感じが多いと思うんだけど。
韓国映画だと、最後まで権力者や大衆は敵として主人公たちへの障害であり続けるパターン多いですよね。
他者への不信感を前面に出した方が受けるのでしょうか。

てかペドゥナが可愛すぎてそっちに意識持ってかれてダメだわ。
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