80点。いつもの凄惨な暴力韓国映画！クオリティは相変わらず上質で、ずっと、いいよーいいよーと思いながら観てた。マフィアが出てこないのに、ゲスい三者のやり合いがたまらない。みんな大好きファン・ジョンミンは、今回は見た目サラリーマンな極悪市長！最高でした。
どうやって撮ったか分からないカットのあるカーチェイスなど、韓国の映画レベルの高さは今更いうまでもないが、アクションや物事の導入が抜群に上手いんだな、と再確認。邦画でも洋画でも、観客は「いまは追いかけっこです」「こっから殴りあいパートです」「殴り合いのピークなんで何か起こります」と、自然と段階を追いながら観ている事が多い。韓国映画はそれが少なく、それらが自然につながってたり、いきなり物事が起こったりする。
役者のパワーのある感情を最優先で繋いでるからなせる技？ロケ場所を広範囲で押さえてる（ようにみえる）というのもあるかもしれない。画のルックも完全に世界クラス。国費で技術スタッフをハリウッドで研修させたり、ロケ地の許可も取りやすいらしいし、国をあげて文化を成熟させにいってるのが強い。
