ろーぜす

アシュラのろーぜすのレビュー・感想・評価

アシュラ(2016年製作の映画)
3.8
韓国映画はジャンル付けが難しいな
犯罪ドラマ、社会派ドラマ
そしてアクションかな
ファン・ジョンミン祭り第3弾です
今回は主人公ではなく市長役です
なんか、ファン・ジョンミンが
やっさんみたいだったな
特に吹替にするとさらにそう感じる

汚職、賄賂、買収工作、裏切り、脅迫、暴力、等々、悪の言葉しか思い付かない
映画だったような気がする
誰一人としていい人がいない映画
登場人物の全てが救いようのない映画です
主人公のドギョンさえもクズだから
誰にも感情移入することができない

これは観終えてから、誰が一番悪者かクズか考えようみたいな映画だったかな
みんなそうだけど1位はダントツで市長役のファン・ジョンミンかw

そんな社会の闇というか、人間模様を
非常に泥臭く描いている作品のよう
な気がします
そのせいかラストが大体読めてしまった

最近ちょっと韓国映画を観だして思うのですが、もしかしたらこの手のタイプの
韓国映画はみんなこんな感じじゃ
ないかと思ってしまう

けどこの映画は2時間10分を超えて
も、全く飽きさせないのは逆に言う
とブレがなく、観る人の緊張感を持続させる演出が見事なんだろうなと思います
先程救いようのないと書きましたが
だからこそフラットで観れたのかもしれない
それに登場人物それぞれに個性が
ありましたからね

韓国ではこのダークさが受けるのかな
前回観た「新しき世界」もそうでした
が「アシュラ」も終盤はカオスで
バイオレンス状態
ただ「新しき世界」は
ファン・ジョンミンがかっこ良かった
けど「アシュラ」は最後まで皆ダーク
ドギョンだけはちょっと変わったかも
しれないけど、今までのドギョンを
観てたらねえ
無理だな
まあ「兵わものどもが夢の跡」を
もじって「悪ものどもは夢の跡」
みたいな感じかな

面白かったのは面白かったです
だって2時間10分超えても飽きずに
入り込めましたから!

しかしそろそろこの手のタイプの
韓国映画はちょっと休憩したいな
そういう意味で、前回はちょっと
気になってた映画で、ラブストーリーが
久しぶりだったから、方向を変える意味も含めて「oasis オアシス」を観たのですが

今日、再びバイオレンスな映画を観て
お腹いっぱい!
韓国社会を描いたバイオレンス系は
これでちょっとお休み
違うバイオレンス系ならまだいいかな
ホラーとか
でも観たい別のジャンルの韓国映画が
あるからそちらを観ます!
まだファン・ジョンミン祭りはあります

さっきも書きましたが
面白かったのは間違いなく、映画自体は
じゅうぶんおすすめできる作品ですよ
ろーぜす

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