ムチコ

否定と肯定のムチコのレビュー・感想・評価

否定と肯定(2016年製作の映画)
4.4
感情をなんのためにどこに使うか、を真摯に見せる映画。訴えられたのは自分だが、自分の名誉のためではなく、声を発することのできないまま亡くなった人の尊厳のために闘う。

過去を見据えるときは水平のライン(ブラインド、窓枠、鉄条網)、未来に委ねるときには垂直のライン(バーチカルブラインド、見上げる吹き抜けの階段)。イギリス流に敬意を示して受け容れる「bow」も頭を縦に動かすもんね。
ムチコ

ムチコ