まーぷる

否定と肯定のまーぷるのレビュー・感想・評価

否定と肯定(2016年製作の映画)
3.8
これまで誰もが信じてきたであろうホロコーストについて、その真偽が問われた物語。

最近観た「女神の見えざる手」のような手に汗握る法廷劇ではないけれど、冷静かつ客観的に事実を追い求めたデボラと弁護士団が描かれていて引き込まれた。

物事を否定するのではなく、論理的に理詰めで戦う姿は尊敬するし、自分が当事者ならあんなに冷静にはなれないだろうなと思う。そして、出演者の演技がとにかく素晴らしかった。アンスコはモリアーティーのイメージが強かったけどクールな弁護士を演じきっていたし、ジェームズを演じたジャック・ロウデンはちょっとまだ若さが溢れてる感じが良かった。ジャック・ロウデン目当てで行ったけど、もう一度映画館で観たい作品。
まーぷる

まーぷる