Kaoric747

否定と肯定のKaoric747のネタバレレビュー・内容・結末

否定と肯定(2016年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

この監督の映画は「ボディガード」しか観たことなかったので、こんなシリアスな法廷ものを作れるとは思っていなかった。歴史学者でホロコーストの真実を追うデボラ リップシュタットとホロコースト否定論者デヴィッド アーヴィングとの法廷での闘いを描いた作品。ホロコースト関連映画ではあるが、実際にホロコーストの現場を目にしたユダヤ人はほぼ登場せず、それはデボラの雇った弁護団の方針でもあった。ホロコーストの悲劇性は極力排除し、冷静に裁判を戦う英国の弁護団は時に冷淡に思えたが非常に頼もしく情熱的だった。良作。(2018/1/2 KBCシネマ)
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