じゅんP

否定と肯定のじゅんPのレビュー・感想・評価

否定と肯定(2016年製作の映画)
4.2
気の利いた「言葉」が躍動するアクションでもあり、機知に富んだ「言葉」が交錯するコメディもあり…。適切な表現かわからないけど、(めちゃくちゃ語気を強めて)面白い!!!

もちろん描かれた内容に関して言及したくなるし考えるべきなんですが、それ以上に作品の芯の部分に「言葉」を下支えする演出がさりげなく重ねられていて、見えやすさ・聞こえやすさ・わかりやすさで煙に巻かない確かな声が響いてくる。すごく映画的な攻撃手段。

思惑、利害、使命、願い、情報…自分が触れられるもの・触れられないものに絡まり合うたくさんの意図、意図、意図、意図、意図…。

結局、最初から最後までアーヴィングと戦ってたわけじゃなかったなぁ。よく見てよく聞いて、よく考えよっと。
じゅんP

じゅんP