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すみれは、ブルーのghostboatのレビュー・感想・評価

すみれは、ブルー(1986年製作の映画)
3.5
出発を間際にした一方的な別れのきりだしは本作の脚本家であるナオミ・フォナーの次作『旅立ちの時』にもきっちりと継承されている。 夜の浜辺で焚き火を前にして抱き合う男女の横に静かにフレームインしてくる馬。このシーンは超エモい。遊園地ではしゃいだ後に浜辺でキスするシーンも良い。動→静への移行が絶妙。潮風で髪がなびいてるのも良い。ときおり挿入されるロングショットもいちいち素晴らしく、港町の様相がしっかりと描写されている。どうでもいいが、港町、遊園地、馬(動物)のイメージをみてニール・ジョーダン『スターダスト』を連想してしまった。やはり港映画は良作多し。
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