うーん、期待値上げ過ぎたかなー。
アイルランド、男子校の寄宿学校、LGBT…。
もっと重たい映画を想像していたけれど
かなりライトな作り。
サクっと軽いの。サクサクサク…
この映画、逆に中高生に教材として観せても良いんじゃないのかな?際どいシーンも無いし。
大人(っていうかオバサン(^_^;))が観ても胸がキウキウする青春映画というより、若者向けかな?
アンドリュースコットは「パレードへようこそ」しか観て無いのですが、イギリスじゃなくてアイルランドの役者さんなんですねー♪
アンドリュー演じるシェリー先生は厳しいながらも良い先生です。
物語は文系で「ゲイ」とからかわれるイジメられっ子のネッドのひとり語りで構成されていて
画面の作りもスクールカラーのイエローとブルーで仕切られていたり、ちょっとオシャレ♪☆
アンドリュー演じる国語のシェリー先生とネッドの関係が
「ウォールフラワー」のローガンラーマン演じるチャーリーとポールラッド演じるアンダーソン先生と被るなーぁ。
かと言って、「ウォールフラワー」のような、胸が痛くなるような青春の痛さ…みたいなものはこの映画には無かったなーぁ。
まあ、自分との葛藤は軸として描かれていますが。
アイルランドの男子校の寄宿学校なんだけれど、
どことなく、アメリカのハイスクールものと被る”ノリ”みたいなのがある。
アメフトのクウォーターバッグがスクールカーストのトップにいるみたいな?
この映画はラグビーなんだけど、ラグビー部のやつらが学校で幅をきかせている…と言っても、やってることは、そんなにいやらしいことは無いのよ。
ネッドはイジメられっ子になるぐらいイケて無くは無いし、イジメのシーンもそーんなに無かったな。
ひゅーひゅー♪ってからかわれるぐらい。
「前にラグビー部のやつらに便器に顔を突っ込まれたことがある」というセリフは出て来るけど。
ラグビー部のキャプテンみたいなタイプのほうがゲイに見えるんだけど…差別的な意味じゃなくて。
ネッドの新しいルームメイトとして、ラグビーのエースである魅力的なコナーが転校して来て、やがて二人は意気投合して、友達になる…。
きっとこんな展開になっちゃうのよー(>_<)!!きゃー!!どうしよう!!と悪いほうへ悪いほうへと想像を膨らましていると、逆の意味で裏切られちゃう(笑
ラグビー部の顧問の先生が嫌なヤツで上から目線なんだけど
だいたい、シェリー先生もさー、ラグビー部が準決勝まで進んで大事な時にエースであるコナーをネッドと一緒に音楽コンテストなんかに出すかなー?
例えばよ?
あと少しで甲子園出場が掛かっている野球部のエースを、この時期に音楽コンテストに出るようにすすめるかなーぁ?
こりゃ、監督としては頼むよー!!ってなるよね?
でも、それもコナーが望んでいることなんだけれどもね。
自分はラグビーだけじゃなくて、音楽も好きなんです☆みたいな?
ラグビー部がメキメキ勝ち進んでる割には部員の数が少ないw…怪我人出たらどーするんだろ?とか細かいツッコミ入れたくなったり
あと、女性がネッドの継母とコナーの母親しか出て来なくて、
もっと近くの女子高生たちがラグビーの練習を見学に来て、
コナーにキャーキャー言うシーンとか入れても良かったんじゃないかなーぁ。
あとラグビー部の顧問だけじゃ無くて、もうひとり嫌なBBAの先生を入れておくとかねー…
もう色々と細かい気になるところが盛りだくさん(^_^;)。
私もラグビー好きなのだけれど…いえ、W杯でハマったニワカ(汗(^_^;)…
もうちと試合のシーンを長くして欲しかったー(>_<)!!
しかも、映画の試合シーンなのに、ヨッシャー!!とか、きゃー!!とか言ってるおバカさんです(^_^;)…。
音楽は良かった☆
ネッドとコナーが”ベルリンの壁”越しに話すシーンで、私が大好きな”Prefab Sprotout”の曲が流れた時はイヤッホーイ(^o^)♪♬♩って気分になりました☆
ネッドがSuedeのポスター貼ってたからSuedeの曲を聴いてみよう♪(^_^♩♬
この映画では校長先生が一番好きなキャラでした☆
物足りなさもあったけれど、とは言え、たくさん教えられるセリフもあって「自分を偽ったら本当の自分はどうなるの?」みたいなことや
ネッドとコナーの距離感は、これはこれで良かったのかも。と思う。
お互い理解しあえる存在みたいな仲っていうのがね☆
必ずしも恋人になる必要なんて無いもの。
にしても、試合に勝って、高校生なのにビール飲んじゃって良いの?
まあアイルランドだしね☆
ビールっていうのがアイルランドらしかった。
アイルランドはサッカーよりラグビーだよね☆