あゆぞう

ジムノペディに乱れるのあゆぞうのレビュー・感想・評価

ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)
4.3
ロマンポルノリブート

板尾創路×行定勲
行定勲×ロマンポルノ
ロマンポルノ×エリックサティ

行定勲、「クローズドノート」までは好きでほとんど見てたんだけど、邦画の黒歴史「北の零年」で愛想つかして見なくなった

でも、これはよかった

昔のエモい行定勲

どうしようもなく愛

行定勲本人のフェティシズムがあふれ出ているようで親しみを覚えた

冒頭、白日のワンショルダーにはじまり、急な角度の萌えポイントをトラップさながらに織り込みながらエンディングに向かっていく脚本が秀逸

板尾創路、頭ポンポンしたいくらい、抱きしめたいくらい、教祖と崇めたいくらいのワンアンドオンリーぶり、ベストアクト

女優のキャスティングも見事というかタイプというか

主人公である監督の隣人、PM、元カノ、女優、学生、妻、看護婦とそれぞれがそれぞれのキャラクターにフィットしていてなおかつチャーミングに見えるところが素晴らしい

このうち誰とでもおつきあいしたいレベルだけど、逆玉アート系女子の芦那すみれもよかったけど、「かしこい狗は、吠えずに笑う」でノーメイク×アニメ声キャラで女性としてはあまり魅かれなかった岡村いずみが意外だった分一番よかった

最高のラストシーン


行定勲 14/36
岡村いずみ 2/4
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