こうた

牝猫たちのこうたのネタバレレビュー・内容・結末

牝猫たち(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

白石監督が手がけられたロマンポルノということで期待していましたが、脚本はまぁまぁ良いのですが肝心な濡れ場が微妙でした。
濡れ場のみに比重を置くのではなく、ネグレクトや妻に先立たれた孤独な老人や薬物やネットの闇など社会問題だけでなく、デリヘル界の内情や裏でのやり取りがリアルで良かったです。
ただ濡れ場が酷かった。
キスからの正常位という1パターンな濡れ場が続いたので全く楽しめません。
カメラワークもなぜか不必要に上下に揺らしたりと意図がわかりません。
乳首を吸うシーンをアップで映したり、結衣とお笑い芸人のセックスシーンで薬物を口移ししてからの立位で責めたり、ラストで雅子と店長が店でおっぱじめるシーンは良かったです。
唐突に入るデブの緊縛はいりませんし、雅子と里枝の緊縛シーンではまさかの着衣状態というのが残念です。
クライマックスシーンで雅子と高田、里枝と金田(孤独な老人)のセックスシーンを交互に見せた演出は良いのですが、青姦は理解不能。あと性描写での喘ぎ声や音を消して音楽を流すのは邪魔ですしいりません。
タクシー内での仕込みローターもそうですが、この映画はシリアスなのかコメディなのかいろいろやりすぎて支離滅裂になっています。少なくとも雅子と高田のセックスシーンの後の店長とのシーンは蛇足だったと思います。
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