GAMAKO

君の名前で僕を呼んでのGAMAKOのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.8
特徴_________________

繊細な情緒と、何処からともなくやってくる切なさに殺されかける映画
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ティモシーの表情にギューーーーーーーーーーーーーーーっと
胸が締め付けられて、危うく過呼吸になるところでした。

エリオとオリヴァーの
ひと夏の大恋愛を描く作品です。
イタリア避暑地の幻影風景によく馴染む容姿端麗な2人。
惹かれあうのも無理ないです。

「君の名前で僕を呼んで」という印象的なフレーズには、
個体としての境界線が曖昧になる…そんな愛情の深さと危うさを感じるし、
所々に挟み込まれる耽美な表現には少しハラハラしました…。
こういうと性的消費を思わせる表現になりかねないですが、
ティモシーは毒々しい官能的な表現との相性がエグいぐらい良いと知りました。
世の人々の特殊な性癖ににぶっ刺さっている事でしょう…。

オリヴァーの概要は父の御言葉に集約されているのかな。
とにかくエンドロールのティモシーの表情!!!
私にとっての本作はこれに尽きます。
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