夏の終わりが近づくと感じる、あの感情…。悲しいとか寂しいとかの言葉では言い表せないアレを表現しきってる。見終わったあとの「ちょっとなんか寂しい」感。
エリオの感情にとことん移入してしまう。
エリオが嬉しいと私も嬉しいし、エリオが泣くと私も泣ける。エリオの感情に親身に寄り添って映すことで、人を好きになり、愛するとは何かをそっと教えてくれるような、そんな映画。
ラスト、お父さんのことばが印象的。自分の感じたことを大事に生きれている人が、どんなに少ないことか。感情豊かに、今自分が感じた気持ちを忘れずに。