イタリアの片隅で、鼻腔に、甘酸っぱい風がすうっと掠めていくような、清々しい映画でした。
ホモセクシュアルを描くことに全く苦味が無くて、むしろ少年の葛藤、大学院生の揺れる受け止め方が何故か爽やかで、そしてまた少年の親も素敵でした。
息子の想いが友情ではなくそれ以上とわかっていながら、また彼が失恋の悲しみに打ちひしがれていると知っていながら、包み込んで、道を示してくれるお父さん。Right now, there’s sorrow, pain, don’t kill it. I’m with that the joy you found。向き合い方、ほんまに素晴らしすぎました。