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君の名前で僕を呼んでのはとのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
5.0
饒舌過ぎる劇伴に乗せて、北イタリアの日差しのようにすべてが灼きつくような6週間が流れていく。
すべてがざわめく夏の始まり、けだるげな川の流れと果実の甘さと太古から連なる彫刻のすべらかさが肌を撫で回していくようだった。
他にも言いたくないことが沢山詰まっていました。ここぞという時の言葉遣いやさりげないやり取り、構成が冴えていて、脚本が素晴らしいのが分かる。
長いようで短いひとときをこの映画の中で生きていたティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー、どちらも凄まじく演技が上手だった。マイケル・スタールバーグが脇を固めてくれているので安心。
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