※このレビューはこの作品が公開され続ける限り劇場に足を運ぶのでその都度、感想は足されてゆきますw
2019/6/30 京都シネマ名画リレー
今年も夏がやってきました。
お前何回見てるねん、てくらい見てるのになぜこんなに涙が出るのか。嬉しくなるのか。笑えるのか。
ちょっと個人的に別の意味での切なさも加わわりつつ。
ティミーの顔が映画の最初と最後で結構違っていることにこの年頃特有の男性の儚さも見受けられる。
てかうっす。ほっそ。ペラッペラやなw
毎回日本語訳の素晴らしさに驚かされる。
今、どれぐらい見たい人がいるんだ?と思ったら満員立ち見。
早めにチケット買っといてよかった。
京都で上映された全ての映画館に無事足を運べているので、上映してくださった映画館全てに敬意を払います。
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胸が張り裂けそうなんですけど、フックになる一言を先に書いておきますね。
この17歳の主人公役のティモシー・シャラメ君は身長が185cmあります。
これ知らない人に言うとみんな「えっ?!」って言ってくれますねw
そんなティモシー君は繊細で美しすぎて、もはや映画界に彗星の如く現れたスターっていうか奇跡って感じです。
ティモシー君は小悪魔な厨二病のような感じ。
あんな感じで甘えられてみろよおお!!
ティモシー君のモノマネで言うと「こいつに惚れないなんてことがあるかよー」ですよ!
ちなみに「ベイビー・ドライバー」のベイビーでおなじみのアンセル・エルゴート君とは同級生ですね。なにその学校・・・。
見えないけど生粋のニューヨーカー。
対する大富豪アミハマさんはアメリカンを体現した罪な男ながら胸に張り裂けそうな想いを秘めた男であります。
てかティモシー君もデカいから忘れがちだけど、やっぱアミハマさんのデカさが、たまにベランダとか扉の天井に頭がつきそうなショットとかあると、ああそうやった!アミハマさん2m近かった!と思い出して笑っちゃいますね。
夏の北イタリア
このフレーズですでに生唾出てきますね。
17歳の少年と24歳の青年の一夏の恋
白ご飯たべれます!!
撮影監督もロケ地もタイ(もちろんイタリアでも撮ってます)って言われないと全然わからない全編35m映像。
もう去年の秋ぐらいからぶっちゃけこの映画のことしか考えてなかったと言っても過言ではない。
英語とフランス語、あわよくばイタリア語まで入ってくるのですが、わりと自然に聞けます。
お母さんと話すときはフランス語、お父さんと話すときは英語。
ちなみにアメリカではアミハマさんが朗読する原作小説のCDという商品があるらしいのですが、小説の1人称はティモシー君の方ですよね・・・なにそのメタメタの構造・・・。
そもそもこの「Call me by your name」「君の名前で僕を呼んで」の意味がまったく理解できず、映画の前情報をできる限り入れない私が、なぜそのタイトルかの理由を聞いてもまったく理解できず、映画を見て、やっとなんか尊い!と思いました。
好みの問題なんですけど不可分、なものが好きでして。
終わりがある、とか過ぎ去ってしまった日々、もう二度と戻ってこない、こういうのたまんないんです!!
しかもアミハマさんは夏休みに6週間だけアメリカから来たインターンだから、絶対帰っちゃうことはわかりきってることで!!
この人に恋しても、たとえ両思いになろうとも、終わりは絶対にしかもわりとすぐきちゃんです。
でもだからっていろんな理由をつけて相手のことが「好き」という気持ちを閉じ込めることも、好きな相手に抱く欲、特に思春期の男の子ですから、理屈で性欲を止めることはできないわけで・・・。
もう悲しい!!
始まる前から哀しい!!
てかアミハマさん余裕ぶってると思ったら・・・ですよ。
苦しい・・・。
私もティモシー君と一緒に悲しみに打ちひしがれていたら、なんとお父さんが英語でものすごいことを、息子に言い聞かせます。
なんて良いお父さんなんや・・・人間としても親としても立派過ぎるやろう・・てか立派とかどうでもいいし尊い!って感じです。
そう。この作品は映画史に残るレベルの親哲学映画でもあると思っていて。
あのシーンはもう涙が止まらなかった。
そして夏を越え、ハヌカの季節がやってきて、ラストカット・・・全然エンドロール見てなかったですはいすいません尊い(T_T)
あそこのシーンがあるから、ティモシー君顔が美しいとかだけの評価じゃないんやな、と思いましたし、アカデミー賞の時のジェームズ・アイボリーのシャツ可愛いがグッと増しました。
ちょっと気分を害したのは私、ベッドで果物食べるの嫌なんですよね・・・しかもアプリコットなんてめちゃくちゃベタベタするし汁垂れるじゃないですか?
そんなんしてたらまた家政婦さんに怒られちゃうよ!と思ったら、っていう。
この後のシーンよりもティモシー君の裸体に降り注ぐアプリコットの汁が一番官能的でした・・。
そういえば、この二人は部屋が隣り合わせだけど、バスルームが共有、という設定で、お互いドアを開けっぱにしてお互いがお互いのおしっこしてる時の音に耳を澄ます、という描写があるのですが、これ私全然エクスタシー感じないんですけど、なんか、男の人特有なんかいな?
この映画にはなかったけどアミハマさんといえば「J・エドガー」でディカプリオと取っ組み合いの痴話喧嘩するシーンがあって、そこの部屋が大変なことになってたけど、ティモシー君と喧嘩しても大変なことになりそう・・・と思った。
女の痴話喧嘩と男の痴話喧嘩の決定的に違う部分だと思います。
3月1日以来の新作公開ラッシュ日の今日、なぜこの作品をチョイスしたかというと、何回も行く可能性があるからです!!
もちろん曲は素晴らしいのでサントラは即買い!
あと、もう好き!ってなった人は絶対パンフレット豪華版買ったほうがいいですよ。
通常盤と倍以上値段違うから、くっ!日本人BL文化の足元見やがって!って思ったけど、撮影日記がひと月ぶんくらいオフショットも含む写真で入ってるからやばいと思う。
新
日本語字幕:もちろん!松浦 美奈
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2回目 4/29 T・ジョイ京都
日本語吹替
全部日本語だった・・・。
説明が丁寧な部分と、抜けている部分がある。
イタリア人はもっとハーコーですよw
多分、BLに寄ってると思う。
後、もう今回はアミハマさんに感情移入し過ぎてずっと泣いてたので苦しいですw
この3日間毎日映画見て肺と喉が苦しいほど泣いてます。
結構字幕版と違うのですが、どっちもどっちかなぁ・・・。
一番いいと思ったのは字幕のところ画面が空いてるから美しさはより味わえる!!
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3回目 5/13 TOHO二条
字幕
え?!2週間何やってたの?!
もう終わるじゃん!!
すいません。
原作の小説を日本語訳と原書の英語版を一緒に読んでましたww
小説もわりとインテリジェンスなので難しい単語とかも多かったしそれ調べたり、すげえ時間かかったよ・・・。
しかしお父さんの話を小説で読んだ日の午後に映画を観れるという素晴らしい時間が持てました。
しかし、実は途中で小説を読むのを一旦やめました。
読んだのは夏の部分だけ。
その先はなんか嫌な予感がするので読めなくて・・・なので噂のアミハマさんが朗読したCDで聞く予定ですw
原作小説はティモシーくんの一人称なんですけど、もう思春期の妄想がバーニン!してるんですよw
あいつ誰かなんとかしろよ!って感じでw
しかも両親も全然映画と違うし、重要なキャラクターを映画では廃していたり、細かく旅行先がローマとミラノで違ったり・・・。
でもやっぱ松浦美奈さんの字幕好きやわ!ってなりました。
今回はわりと答え合わせみたいにオープンな気持ちで見ました。
字幕はほぼ見てませんでしたね。
結構頑張って目を凝らして見てたのに巧妙にデジタル処理をされたというアミハマさんのモンスターボールは全然わかんなかったです!
この時あんなこと考えてたんだ・・・とか思うとなんか物凄い映画がノーテンキに見えるというか、あの思春期男子の妄想をとても美しくインテリジェンスに再構築されてて凄いと思います。
初キッスとか初めての朝のアレ、とか好きなシーンが続くと入り込んでしまいましたが、やはりお父さんの会話シーンは素晴らしい。
元の英語もなかなか素敵な言葉遣いだけど、日本語訳よりもやっぱり字幕がグッときます。
Feel nothing so as not to feel anything-what a waste.
何かを感じないために何も感じないようにするのは虚しすぎる
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4回目 6/16 出町座
字幕
お誕生日にアプリコットという色のリップをつけて、エリオとオリヴィーに会いに来たよ!
今日は久々に会えたのでニッコニコしながら観てましたがやはりお父さんには勝てない・・・ううう(´;Д;`)
好みのEndingにする方法を友達に教えてもらい、チャクラを開きましたw
後、大変言いにくいのですが、モンスターボールは確認できなかったものの、ビッグキャノンに気付いてしまいました・・・ちゃんとチェックしてあげて!!
満員御礼補助席も出てました。