美しい映画。
最初に出るスタッフクレジットからして美しい。
ティモシー・シャラメの横顔はギリシャ彫刻のようだな…と思っていたら、まんまかい!(笑)
前半はとにかくティモシー・シャラメ君の炸裂する美しさをあらゆるアングルから映し出す。
そして、何を考えているのかわからなかったオリヴァー(アーミー・ハマー)もある時からその美しさが爆発する。
美しい男たちの、ひと夏の恋の話。
しかしケータイもない時代には、それは今とはまるで違うものだった。
と、ここまでは筋書きとしてはそう驚くこともないのだけど、エリオの両親が実に素晴らしく、特に父親がエリオに語るシーンによって、この映画が特別なものになった。
あと、このタイトルがやっぱり素敵。call me by your nameなんて考えたこともなかったけど、こんな美しい愛情表現があるだろうか。