うるぐす

君の名前で僕を呼んでのうるぐすのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.9
LGBTを理解するために必要なことって、実は、恋や愛を理解することだけなのではないか、とこの映画を観て分かった。
だから、LGBTというのも、恋愛の1つの側面なので、この映画においての一番のメッセージではないと思うんですよね。そんなに強調しなくてもいいのでは?と思います。
人間が互いを好きになったらそれが恋愛で、その状態こそ始原的なことだと思います。そこにルールとか性別とか、偏見とか、みんな付け加えてますけど、究極、2人の人間の営為なので。
で、この2人の恋愛を尊いものにしたのは、周囲の人間。主人公・エリオの親なわけです。両親の優しさ、特に父親の語りはすごく素敵でした。

さらにすごく映画的でした。映像の美しさ。自然の雄大さ。引き算の描写。80年代の音楽。上質であることには間違いない。

ただ、果物のTENGAにはびっくりしたw
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