新作なのにすでに古典的な雰囲気も醸し出していた。
良かったとこ1 男俳優3人
主演のティモシー・シャラメ、アーミー・ハマーはもちろん、父親役のマイケル・スタールバーグも非常にいい役。いつも同じような表情をしつつも、終盤の父子の会話があるおかげで、青春映画としては珍しく父親像にも深みがあった。
良かったとこ2 エンドロール
青春の一夏を振り返るために、そう来たか！と思わせるエンディング。ベタな回想なんていらないでしょと言わんばかりの締めくくり方にちょっと驚いた。これに応じたティモシー・シャラメも見事。
良かったとこ3 サイケデリック・ファーズ
Love My Wayという曲の使われ方が印象的。特に2回目に聴く時の複雑な感情は、この映画を見た人にとってこの曲のイメージがガラリと変わると思う。
良かったとこ4 風景
かなり浮世離れした一夏を描くのにうってつけの川、草原、池。
残念だったとこ 主題歌の使われ方
スフィアン・スティーブンスが歌うMystery of Loveがかなりいい曲なのに、劇中の使われ方がちょっとおざなりで残念。
