猫

君の名前で僕を呼んでの猫のレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.7
きらめく木漏れ日
青空
何かが始まる予感
ひと夏のゆえの輝き

「17才の夏の恋」でした。
初めから、それが一つの「為すべき」人生の経験として描かれていたように思いました。
そこがイタリア。
「恋」の経験がその人を高めてくれるという、両親の想いがあったように思いました。
この映画はある意味、親たち世代が観るべきじゃないかな。人生の先人として。

この映画の中の二人の「恋」は
きっと対等じゃない。
ひと夏の、アメリカに帰る、年の離れた
相手は教授の子息、そして……
オリヴァーは、それ故
何度も躊躇った。
結果的にはlove affair的になってしまったかも…
それでも
恋は恋
それに踏み出すことができた息子を
誇らしく思う両親に拍手。
使用人の魚釣ってきたお爺ちゃんも、メイドさんも
なかなか魅力的な人でした。
きっと、
そういう人たちにはそれに相応しい人達が
集うのだろうな。 

個人的には
編曲されたピアノ曲を
もっと聞きたかった(笑)

 2018.5.3 TOHO シネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞
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