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君の名前で僕を呼んでのgahのネタバレレビュー・内容・結末

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

・自然光をたっぷり使って撮った避暑地の自然が美しい。美しすぎる。湿度が高くなくてカラッと晴れた夏の日差しが画面越しでも分かる。この自然をただ延々と流すだけの映画でも充分成立したのでは?

・年上の男性への好意が単なる恋じゃなくて、知らない世界を教えてくれる大人への憧れのような感覚と入り交ぜていたのが良かった。あと男女にしたって成立するようなとこ、夏ってとこ。同性愛の映画だけどそうじゃない人も共感できるポイントは多いはず。

・「お互いにとって自分しかいないと思える特別な相手と出会えたことは幸福」と、主人公を責めるでもなくそれとなく優しく諭すあのお父さんの台詞で夏のシーン締めたのが良かった。

・ラストシーンで電話を切ったあとに暖炉を見つめながらスフィアンスティーブンスの曲→タイトルが小さく出る→そのままクレジット→薪の音が残ってfin
…という終わらせ方。この映画のテーマともマッチしてて素晴らしい。タイトルを後ろに持ってきたのは正解だと思う。じんわりくる。

・サントラを調べてびっくり。ダンスナンバーはともかくピアノ曲もほぼバラバラの人and既存曲。
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