遥美沙樹

君の名前で僕を呼んでの遥美沙樹のレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.3
ずーーっと、ずーーっと満席が毎日続き、一番後ろで隣は空席で観たい私は、こんなにも待たされた映画はありませんでした。2018年アカデミー賞脚色賞を受賞し、主演・助演男優賞にもノミネートされていたし、海外レビューも絶賛ばかりだったので、相当期待していたのですが、裏切りませんでしたねー。ちゃんと映画らしい映画。こういう感覚はパターソン以来かな。これをLGBTQ映画とカテゴライズしないほうが良いと思います。むしろ私はマディソン郡の橋と同一カテゴリーに入れてほしい感じ。誰にでもある、触れられたくない大切な大切な宝箱の話ですよ。いいですねー、美しくて。しかしこの作品の細かさには驚かされます。演者の所作ひとつひとつ、場面に切り替わりのひとつひとつ、分かる人にはピンとくる心憎い設定で、私は途中から気付いたんだけど、きっと最初からだったんだろうな…。
エリオ父の
「痛みを葬るな。感じた喜びで満たせ。」は重い一言でした…。
しかもタイトルにもなった「Call Me By Your Name.」なんて色っぽいセリフでしょう!いいなー!!キュンキュンします。