ざっきー

君の名前で僕を呼んでのざっきーのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
5.0
予告編を見た時からすでに虜で、ずっと気になっていた映画。期待を裏切らぬ素晴らしい出来だった。

まず、夏の北イタリアという舞台がすごく良くて、上裸の青年、青々しい木々の葉、熟した果実、もうすべてが瑞々しくてキラキラしていて、どこを切り取ってもそのまま絵になるような映像美に感嘆。

音楽も素晴らしく、時折使われるラヴェルの「鏡」や「マ・メール・ロワ」といったあたりの選曲にはセンスの良さを感じる。
挿入歌の「Mystery of Love」は元々サントラで聴いていたにもかかわらず、劇中で流れた時にはゾクッとして心が震えたほど。

初恋の甘さも切なさも包含された青春映画で、それを表現しきったティモシー・シャラメくんの演技に脱帽。
あのエンディングの余韻の残し方、きっと世界中の映画ファンが魅了されたことだろう。

競演したアーミー・ハマーも彫刻のような体躯とブロンドの髪が印象的で、惚れ惚れするほどかっこよかった。
(※2人並ぶとティモシーくんが小柄で華奢に感じてしまうけれど、アーミー・ハマーが196cmあるだけでティモシーくんも182cmあります)

家政婦のマファルダもチャーミングだし、名前忘れたけどあのおじいちゃんも素敵。
そしてなにより両親の理解力と愛の深さに感動。
「感情を無視することはあまりに惜しい。痛みを葬るな、感じた喜びも忘れずに」というセリフが自分の胸にも突き刺さって、思わず涙が...

実は人生で初めて、2日連続で同じ映画を観に行くという経験をしたんだけど、それくらい良くて。
平日なのに、仕事後で疲れているのに、どうしてもまた観たくてレイトショーで上映してる所を探してわざわざ移動したほど、それほど自分の感性にハマる傑作だった。

でも無理してでも2回観てよかった。
結末を知ってから見る前半部分は新鮮にも感じたし、いろいろ細かいディテールにもこだわっているんだなって気づけた。
公開中にあと何回観に行けるかわかんないけど、できるだけ多く行きたい。

どうぞみなさんも、二度と戻れぬ青き日に想いを馳せ、なんとも言えぬ気持ちになりながら劇場を後にしてください。
しばらくは歩き出せないような、不思議な感覚に陥りながら、サントラ聴いて帰ってください。
http://beginagain.hatenablog.com/entry/2018/03/03/%E5%92%8C%E8%A8%B3_Mystery_of_Love_-_Call_Me_Be_Your_Name_%E5%90%9B%E3%81%AE%E5%90%8D%E5%89%8D%E3%81%A7%E5%83%95%E3%82%92%E5%91%BC%E3%82%93%E3%81%A7_%E4%B8%BB%E9%A1%8C%E6%AD%8C