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君の名前で僕を呼んでのpachiのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.0
久々に劇場公開中の新作をご紹介。
各方面での絶賛の声を見聞きしていてもたってもいられず鑑賞。とってもセンスが良い、『オシャレ』という言葉では括りきれない美しさ、緻密さ。
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1983年夏。
大学教授の父と知的で綺麗な母に愛され育てられた多感な時期の17歳の息子エリオ。
毎夏、三人は北イタリアの別荘で過ごす。その度に父は学生を助手として呼ぶのだが、今年は24歳の知的でどこか色気のあるオリヴァーがやって来る。
『また後で』が口癖の彼をエリオはあまりよく思っていなかったが、どこか彼に惹かれてしまう。自身の葛藤を見透かしたかのように、ある雨の日に母親がドイツ語で描かれた本の16世紀のお話を朗読する。
『話すべきか?命を絶つべきか』
雨音と共に家族の優しさに包まれたエリオの想いが動き出す、、、
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感情を表すような音楽、美しい雨音と火の音、悩める若者の象徴リーバイスとコンバース、動植物の成長を促す雨、その雨による雪解けにより訪れる春、リアルさを増幅させるハエ、核心は見せないカット。
その全てが秀逸すぎた。
濃厚すぎるところがあるが、それがリアルなのだと思う。
良い映画でした。
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