君の名前で僕を呼んでのトクサのネタバレレビュー・内容・結末

観てよかった。
同性愛の映画だけどエリオの父親の言葉が突き刺さった。
エリオが傷つかないように「君たちは善良だ」と前置きした上で「傷を葬るな」と。原作を読んでもう一度お父さんの言葉をかみしめたい。

タイトルにある「君の名前で僕を呼んで」と名前の交換を提案したオリヴァーの意図するところは、セックスで繋がるだけでなく、心も身体も一つになりたい、同一化したい、という欲求から発したかもしれない。

でもエリオは好きなオリヴァーから「オリヴァー」と呼ばれることはもうない。その孤独感を想像すると残酷な提案に感じる。エリオだけど「オリヴァー」と呼ばれた17歳の自分が死んだというと大げさですが。