あやこ

君の名前で僕を呼んでのあやこのネタバレレビュー・内容・結末

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかく美しい風景と人物
1983年っていう時代設定も良かった。
お互いにノーマルで並行して女の子とも遊ぶけど不思議な絆で惹かれ合うエリオとオリヴァー
エリオのアカデミックで寛容な両親
エリオの健気で奔放な彼女マルシア
お喋りな親戚やゲイカップルの親の友人
母の世話する果樹園に囲まれた大きな家に
小さなプール、水のきれいな川
北イタリアの健康的な陽を浴びたアプリコット
ラジオやフロアで流れる80年代の流行歌
エリオの好きな詩
彼らを邪魔するものが一切ない、
10代20代の男女の恋愛のようにじわじわと近付いていける環境はとても幸せなはず
なのに心の奥底で愛し合っていたふたりは別れと時によって結ばれることはなくなる。
ストーリーの流れ、17歳の性への悩み、大人としてのオリヴァーの罪悪感、エリオの両親の優しさ
何もかもが理想のボーイズラブ映画だった。
挿入歌も最高。

父の言葉。
心も身体も一度しか得られない。
エリオとオリヴァーを認め、見守る姿勢をエリオに見せる父。泣けた
アプリコットと半熟卵が食べたくなる
あやこ

あやこ