『君の名前で僕を呼んで』の余韻が抜けない。抜けたくない。
トム・クルーズが好きで映画を観るようになって、ジェームス・アイヴォリー監督の作品を観て初めて映画そのものを好きになった。
アメリカ人だけど、思考は英国人だよね。
エリオとオリヴァーの美しさを引き立てるように纏う知性。
知性は世界を広げ、追求する。
物語の美しさがラストの父親の台詞に集約される。
「君は僕がどれだけ幸せかわかるか?」
簡単に巡り会えることのない人なら、例え別れることになることが分かっていても、手を触れるべきだろう。
二人だけの会話を。
号泣。