mamii

君の名前で僕を呼んでのmamiiのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.1
絵画の様に美しく描かれた2人の夏。太陽に照らされて2人がより神秘的に見えた。爽やかなイタリアの夏と相まって爽快感を感じる。

湖の青といい、快晴の青空といい、夏に青が映えて色彩が美しかった。アデルといい、今作といい、青が綺麗な映画って良いなぁ。

でも、最後のお父さんが全て持っていってしまった。子どもの時に綺麗だと思っていた物に今では同じ感情を抱けない。感情の鈍麻は日々起きて、いつからかそれが当たり前になる。感情がすり減っていく。

どんな感情であっても忘れずに大切にしたい。純粋に、ただ、ただその人が好きっていう気持ちを忘れたくないな。

子どもの恋愛を何も言わずに見守る両親がすごい。子どもが見ている景色を、感じている感情を世間の物差しで捻じ曲げず、認める事は簡単な様で難しい。ただ見守るってこういう事なんだなあ、と。

熟した杏を頬張りたくなる一作。