青いアプリコットが弾けて果汁が滴るような。
おハイソな環境で育った一番美しい盛りの男の子が、バッハを弾きフランス語とイタリア語と英語をペラペラ話していたところ、「僕よりもずっと賢い」大学院生が現れて、17歳の若々しさが爆発して混乱しながら恋に落ちるお話……
若さゆえの体験を全肯定してくれる家族の存在が素晴らしすぎる。教養に裏打ちされた父であるから、ほろ苦い青春時代を内省できる父であるからこそ言える台詞だと思いました。
私はまだエリオの方に感情移入して見ていたけど、24歳の大人のAmericanoオリバーはどういう葛藤を経てエリオに向き合ったのだろうと考えると、もう一度見に行きたいなと思わされます。