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君の名前で僕を呼んでのkananのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
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小説・冷静と情熱のあいだを読んでからというもの、空前のイタリアブームが来ていた私。舞台北イタリアの空の高さや空気の綺麗さ、水の冷たさが伝わってくる。

カメラワークや1カットの長さ、BGMのタイミングが最初は気になってしまったんだけど、見終わってからあれでよかったのかも、と。二人の間に入り過ぎず入らなさ過ぎない、スクリーンと観客との距離感の保ち方だったのかもしれない。
二人の愛情が本当に痛々しい程伝わって来て、心抉られまくって、一人で色々重ねて泣いて…誰も泣いてなくて静かに鼻を啜った。

あ〜〜。お父さん最高すぎる。最高すぎるな。台詞も言い方も表情も。最高。

あと、サントラ絶対買う。

この映画が人生で最高の映画になるか、最低の映画になるか、ある理由で天秤に掛けて待っていたけどもしかしたら最低になってしまうのかもしれない。けどそういうの抜きにしても本当に良かった。良くも悪くも多分一生忘れられない。
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