Dai

君の名前で僕を呼んでのDaiのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.6
いわゆるLBGTものの映画という情報以外、何も知らない状態で見にいったのだが、純粋に映画として素晴らしいものだった。映像の美しさもさることながら、音による演出が際立っていた。

エリオが内にあるジェンダーマイノリティーの確信へと近づく過程は実にリアリティがあった。何よりそんなエリオに対し、寛容的で理解のある両親が素晴らしく良かった。まさにエリオは幸せ者だ。

「君の名前で僕を呼んで」というタイトルの意味を考えるうちに、川本真琴の「1/2」という曲の歌詞が浮かんだ。

"境界線みたいな体が邪魔だね"

"あたしたちってどうして生まれたの、半分だよね"

名前によって境界線のある二人、相手の名前で自分を呼んでもらうことで一つになれたのかな、と考えたりした。

美しい友情
という言葉が出てきたが、その点で言うと、少し羨ましくも思ったり。友情と愛情を同一対象に求めることができるって間違いなく幸せだと思う。