MiyukiYamada

君の名前で僕を呼んでのMiyukiYamadaのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.3
こんな美しい映画があるだろうか。
話は逸れるが、始めて旅行でイタリアに行った時、その町の素晴らしさに住みたいと思った気持ちを思い出した。
この映画で流れる美しい空気感、太陽の美しさ、人々との距離感、愛に満ちた町イタリア、終始イタリアを思い出して私はうっとりした。
イタリア人の自由さと適当さも映し出していてそうそうイタリア人ってこんな感じと思って笑った。
この話は切ない初恋の話である。
愛に満ちたエリオの家族に心癒された。
エリオの最後の父の言葉にこの映画のテーマはある。こんな素晴らしい父親がいるなんて素敵だ。
この映画を見て、猛烈に心奪われた初恋をわたしも思い出した。始めて付き合った人が初恋なわけではない。初めて心から酔い痺れる恋が初恋なのである。
冬のストーブの前で涙を乾かす記憶。
そんなことあったなとわたしのかつての美しい記憶も蘇る。
何度も言ってしまうが、こんな素敵な映画があるだろうか。
許されるならこんな恋がまだしたいと思ってしまう。それは叶わないから美しいのだけれども、その痛みは心の引き出しにいつまでも大切に保管されて、いずれは宝物になるのだから。